備長炭専門店/関商店

備長炭の使用方法

備長炭の爆跳(ハネ)について

備長炭は硬質で火力が強く長時間持続するのが特徴ですが、ハネ(爆跳)ることがあるという欠点があります。全部ハネるのならあきらめもつきますが、ときどきハネるのでやっかいなのです。

原因は炭の原木と焼く技術によります。例えば傷や節の多い原木を炭にするとハネが多くなります。また、備長炭をつくるときに窯の中に空気を入れて高温(1000℃以上)にする工程がありますが、そのタイミングを誤ったり、高温にしすぎるとハネることがあります。高温にしないとハネないけれどやわらかい炭になってしまい、良い炭とハネる炭は紙一重なのです。

木の成分の一つにカリという物質がありますが、そのカリが高温により熔けてガラス状になり、木の導管を塞いで竹の節のようになるそうです。傷や節のある木にもこのことがいえます。節の中の部分に入っているものが空気だけならたいした力はないのでが、水分が含まれるとそれが熱で水蒸気となってものすごい大きな力となり、ハネるのです。
また、原木の形状でとがった部分があるとそこが高温になりハネることがあります。 これらは炭の一部分が銀色で筋状に光って見えます。こういう炭は気を付けてください。

備長炭をつくるときの最後の工程に、灰と土と水を混ぜたスバイ(消し粉)と呼ばれているものをかけて消火します。このスバイの水分が少ないとせっかくつくった備長炭が全て灰になってしまいますし、水分が多いと炭に多く吸収されてしまいます。
このように炭がハネるかハネないかはつくるときの微妙な勘に左右されてしまうの です。

では、どうしたらハネを防ぐことができるのか?
第一に、炭をおこすときはできるだけゆっくりおこすことです。火おこしの中に炭を入れてガスでおこす場合はガスの火をできるだけ弱火にしてください。着火までの時間は多少長くなりますがハネは少なくなります。

第二に、炭を追加するときは、十分に暖めてからつぎ足してください。できれば焼き台のはしの起こっている炭より10cm程離れたところに新しい炭をおいといて15分以上たってからじわじわとおこっている炭に近づけていくのが良い方法です。
おこっている炭の上にのせる場合は、樹皮側から着火するとハネが少なくなります。

第三に、炭には湿気が大敵です。水のかかるような所に置いたり、湿気の多いところに長時間置くことの無いよう、保管には十分に注意をしてください。
以上のことに気を付けていただければ、ハネはかなり改善すると思われます。